こんにちは、金沢シーサイドFM編集部です。
ラジオCMは、地域密着型の訴求力とリスナーの日常に自然に届く特性から、今も多くの企業に活用されている広告手法です。テレビCMやインターネット広告に比べて制作コストが抑えやすく、ターゲットを明確に設定することで認知拡大・高い費用対効果を期待できます。
本記事では、ラジオCMの主な種類から作り方の流れ、費用相場や仕組みまで徹底解説しています。
- スポットCM・タイムCM
- 制作手順や作り方
- 費用相場
初めてラジオCMを検討する方でもイメージしやすいように、具体的な流れとポイントをわかりやすくまとめています。
この記事を読めばラジオCMを導入するメリットや注意点を理解し、自社のマーケティング戦略に最適な形で活用することができるでしょう。
ラジオのスポンサーをしたい方は以下の記事をご覧ください。
ラジオCMとは

ラジオCMとは、ラジオ放送の番組内や番組間に挿入される音声広告のこと。映像を使わず声と音だけでメッセージを届けるため、通勤中・運転中・家事中などの「ながら聴取」に強く、テレビやWebとは異なるリーチを獲得できます。
エリア(放送局)単位で出稿できるため、地域密着の集客や店舗販促、採用告知にも適しています。
効果計測は、放送期間中の指名検索や指名流入の変化、専用URL/QRコードの流入数、キャンペーン電話番号の反応数、アンケートでの想起率などを組み合わせることで効果測定できます。
Web広告と連携し、同じ訴求ワードや着地ページを用意すると認知から行動までの導線が明確になります。
ラジオ広告の種類

ラジオ広告にはスポットとタイムの2つの種類が存在します。
主な出稿形態は、番組の前後や途中に流す「スポットCM」と、特定番組の提供枠を買う「タイムCM」。
▼2つのラジオ広告の種類を比較
| スポットCM | CMを流す期間・時間・回数を指定し広告枠を購入するラジオCM |
| タイムCM | 番組やコーナーのスポンサーとして打ち出すラジオCM |
スポットCM
放送形態
番組と番組の間、あるいは番組の中のCM枠に流れる短い広告。
(例:15秒、20秒、30秒)
特徴
- 時間帯を指定して複数本を流せる。
- 番組に依存せず、広くリーチを狙える。
- キャンペーン告知やセール情報など、一時的なPRに向いている。
例
「〇〇スーパー、本日全品2割引!」
「新車フェア開催中!」
タイムCM
放送形態
特定の番組の「提供スポンサー」として流れる広告。
番組冒頭やエンディング、ジングル前後などに入る。
特徴
- 「この番組は〇〇の提供でお送りします」という形で企業名が毎回アナウンスされる。
- 番組内容と一体化しているため、リスナーからの信頼感が高い。
- 長期的にブランド認知や企業イメージを築くのに向いている。
例
「この番組は、△△株式会社の提供でお送りします」
(番組内でのジングルや読み上げと組み合わせる)
ラジオCMのメリット・デメリット

ラジオCMは、限られた時間で多くの人に情報を届けられる広告手法。しかし、その特性ゆえに強みと弱みがはっきりしているのも事実です。
ここではラジオCMのメリットとデメリットを整理して解説します。
メリット
ラジオCMの最大のメリットは、地域密着型の訴求力です。放送局ごとのリスナー層に直接届くため、特定エリアでの認知拡大に効果的です。
また、テレビCMや動画広告に比べて制作費・出稿費が低コストで済むため、中小企業でも導入しやすい点が魅力です。
さらに、ラジオは「ながら聴き」のメディアであり、通勤中や運転中に自然にメッセージを届けられるため、生活習慣に組み込まれやすい特性があります。短期間で放送できる柔軟さもあり、キャンペーンやセールの告知など即効性が求められるプロモーションにも適しています。
デメリット
一方で、ラジオCMには視覚的な情報を伝えられないという制約があります。商品やサービスを直感的に理解してもらうためのビジュアル訴求ができないため、複雑な説明やデザイン重視の商材には不向きです。
また、リスナーは「ながら聴き」をしているケースが多く、メッセージが聞き流されやすい傾向があります。
そのため、直接的なコンバージョン効果を計測しにくく、URLやクーポンコードの活用など間接的な評価設計が必要です。さらに、放送枠には在庫制限があるため、人気番組や希望する時間帯での放送が難しい場合もあります。
効果的なブランド認知を獲得するには

ラジオCMで効果的にブランド認知を広げるためには、単に放送するだけでなく、最適な配信頻度の設計と効果測定の仕組みが欠かせません。適切な回数で繰り返し露出し、効果を数値として把握することで、費用対効果の高いプロモーションが実現できます。
最適な配信回数
ラジオCMは一度だけの放送ではリスナーの記憶に残りにくく、繰り返しの接触によって認知が高まります。一般的に、1つのキャンペーンにつき最低でも週3〜5回程度の放送が効果的とされています。
また、同じ時間帯に集中して出稿するよりも、朝・昼・夕方といった複数の時間帯に分散して放送することで、異なる生活リズムのリスナー層に接触でき、認知の幅が広がります。
さらに、期間を1〜3ヶ月程度に設定し、継続的に接触することがブランド定着につながります。
効果測定の方法
ラジオCMの効果を正しく把握するためには、直接指標と間接指標の両方を用いることが重要です。
直接指標としては、専用の電話番号・URL・クーポンコードを設置し、どのくらい反応があったかを測定する方法があります。一方、間接指標では、指名検索数の増加やウェブサイトのアクセス推移を追うことで、ブランド認知度の変化を確認できます。
また、アンケート調査やリスナーインタビューを実施することで、定性的な効果も把握可能です。こうした測定を組み合わせることで、次回のCM配信戦略をより精緻に改善できます。
ラジオCMの費用相場

ラジオCMを検討する際に多くの企業が気になるのが「どのくらい費用がかかるのか」という点です。ラジオCMの費用は大きく制作費と出稿費に分けられます。
ここからはそれぞれの相場感について解説していきます。
制作における費用相場
- 目安:15万~50万円/1本(15~20秒)
原稿作成・ナレーション収録・BGM/SE・編集を含む一般的なパッケージの価格帯。
著名ナレーター起用やオリジナル楽曲制作で上振れします。 - 局へ直接依頼の簡易制作:20秒で約15万円前後
アナウンサー読みのシンプル構成が中心。局制作物は他局流用できない場合がある点に留意。 - 費用に影響する要素
キャスティング(ナレーター/タレント)、BGMの権利処理、テイク数、効果音点数、リテイク範囲など。
出稿における費用相場
- スポットCM(20秒/1本単価)
関東キー局:4.5万~7万円前後(局・時間帯で変動。主要局の目安下限は5万~7万円帯)。
地方局:数千円~5万円程度(エリア・局の規模で差)。 - タイムCM(番組提供)
一般に20秒で月10万~200万円超。人気番組・繁忙期はさらに上振れ。契約は3カ月単位が多い。 - エリア別の掲載目安
局やエリア別の料金表(20秒/1本)が公開されており、出稿前に確認可能。
例:関東4.5万~7万円、関西3.3万~4.5万円、東海3.0万~3.5万円。
参考計算(スポット): 関東キー局で20本放送=約90万~140万円+制作費。放送時間帯(通勤ドライブタイムなど)や在庫状況で変動します。料金一覧ページで局・枠を事前に精査すると無駄打ちを抑えられます。
金沢シーサイドFMのラジオCMの価格

他社のラジオ広告と比べて圧倒的にコストパーフォーマンスが良いのが弊社のラジオCMの特徴です。
従来のラジオCMに比べてAIやサプライチェーンの効率化により、圧倒的な低価格を実現しています。
ラジオCMにテストマーケティングで出稿を考えているのであれば、まずは弊社のラジオCMをお試しいただくのがおすすめです。
- CMは1本500円から出稿が可能
- CM制作費は1本1万円〜オリジナルCMの制作が可能
ラジオCMの作り方と放送されるまでの流れ

ラジオCMは「制作(音源づくり)」と「出稿(放送枠の購入・放送)」の2工程で進みます。以下は、ラジオCM 作り方/流れ/考査/素材納品/オンエアなどの主要キーワードを押さえつつ、実務で使える手順です。
ラジオ制作の流れ
- 目的・KPI定義
認知(指名検索・想起)/来店・資料請求/電話反響などを明確化。ターゲット・商圏・想定予算を整理。 - コンセプト・訴求軸の決定
ベネフィット、差別化要素、オファー(限定特典・期限)を絞り、15秒/20秒の尺前提で逆算設計。 - 台本(コピー)作成
冒頭3秒で用件提示→ベネフィット→CTA(URL・電話・検索キーワード)。サウンドロゴ/ジングルの有無も決定。 - キャスティング
ナレーター(性別・年齢感・トーン)/出演者/BGM・SEの権利状態を確定。 - 収録・MA(編集・ミキシング)
スタジオ収録→BGM・SE合成→音量・尺調整。放送局の技術仕様に沿ったフォーマットで仕上げる。 - 考査(放送基準チェック)
原稿・音源を事前提出し、誇大表現/法令・業界規約(医療・薬機法、金融表示等)をクリア。必要に応じて修正。 - 素材納品(搬入)
局指定のファイル形式・命名規則で納品(例:WAV/AIFF、秒数ジャスト)。識別コード(ISCI等)やCM表を添付。 - 効果計測の仕込み
専用URL/クーポン/コールトラッキング/検索キーワード指定を用意し、LPと解析環境(GA4等)を連動。
ラジオCMの出稿
- 出稿設計(媒体・枠の選定)
スポットCM:時間帯(ドライブタイム等)を指定して広く放送。到達×反復設計に最適。
タイムCM(番組提供):番組の文脈・聴取者層に沿ってブランディング強化。
エリア(県域/広域)、局、時間帯、放送本数・期間、フリークエンシー目標(例:週3回接触)を設計。 - 見積・申込
期日・本数・希望帯を指定して見積取得→発注。人気枠は在庫が限られるため代替案も用意。 - 放送考査・編成確定
媒体社の考査を経てオンエアスケジュール(放送日・時刻の範囲)が確定。 - 素材搬入(締切順守)
放送開始の数営業日前が一般的な締切。差し替え・修正が想定される場合は前倒しで提出。 - オンエア・レポート
放送実績(ログ/報告書)を受領し、指名検索増加・流入・CV・電話・来店を突合。 - 最適化(PDCA)
コピーA/B、時間帯・局の見直し、本数配分、LP改修、検索誘導ワードの再設計でGRP/リーチ/CVを改善。
金沢シーサイドFMでのCM制作事例3選

金沢シーサイドFMでのCM制作事例を3選ご紹介します。
それぞれの事例での制作ポイントも公開しますので、ぜひラジオ広告の出稿を検討している方は、それぞれの音声をチェックしてみてください。
事例1:ClubシーサイドFM応募募集CM
自社の会員募集のラジオ広告の事例
あえて親近感のあるCMにすることで大手のラジオ局との差別化を図りました。
事例2:横浜市脱炭素啓蒙CM
横浜市の脱炭素の啓蒙CM
制作費1万円+税
弊社所属の声優をアサインし企画から編集放送まで一気通貫した体制を整えることで、圧倒的なコストパフォーマンスを実現しました。
事例3:抹茶ブランドの認知拡大CM
抹茶ブランドの認知拡大CM
制作費1万円+税
高級感のあるハイクオリティなCMかつブランドイメージを伝えつつ、認知拡大を実現しました。
ラジオCMの出稿をご検討の方へ
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ラジオ広告は、地域密着・信頼感・想起率の高さという特性を持ち、デジタル広告では届きにくい層にも深く届くメディアです。
出稿にあたっては、目的に応じたプランニングから、原稿・ナレーション制作、放送枠の選定、効果測定までをワンストップでサポート。
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