ニュース

2024年1月4日

「若い世代の新しい技術やアイディアを活かし、建設業界の未来を変える!」

日本の建設業界において、重要な役割を担う建設機械(以下建機)レンタル企業。今回は、横浜に根ざし、戦後GHQ統治の時代から続く伝統を持つ「株式会社NITTAI」の現在と未来に迫ります。その歴史と現状、そして未来への展望を株式会社NITTAI 総務人事部 大村 一貴さんと、営業部 山崎さんにお聞きしました。

総務人事部 大村 一貴さん

営業部 山崎さん

ーー株式会社NITTAIの設立にはどのような経緯があったのですか?

大村:私たちの原点は戦後GHQ統治の時代に遡ります。米軍の厚木基地にて払下げ品である建設機械を所有したことをきっかけに、創業者がレンタル業を始めました。同時期に独立したパートナー企業が基礎工事に特化しており、当社も基礎工事に特化したラインアップを取り揃えたことで成長を続けてきました。

ーーどのような事業を行っているのですか?

山崎:基礎工事を行う専門業者様が主なお客様で、レンタル機材の選定、導入、提供をさせていただいております。みなとみらい本社とは別に首都圏5拠点、地方2拠点の体制で事業展開しております。

ーー貴社の業務内容について教えてください。

山崎:営業職、運行管理職、機械メンテナンス職、運送職、事務職の5職種で構成されています。中でも機械メンテナンス職では、職務上多様な国家資格が必要となります。当社ではこれら資格取得に際しての費用を全額負担し、従業員のスキル向上を全力でサポートしています。全職種は各々独立しておらず、お客様に最大限の価値を提供できるようで常に連携して動いております。

ーー建機レンタルのマーケットについてさらに詳しく教えてください。

大村:建設会社などが建設現場で使用する建設機械は、その多くが当社のようなレンタル会社から借りたものとなっています。日本で使用されている建機の6~7割がレンタルとされているくらい、建機レンタルは建設業界に欠かせないものなのです。

※日本建設機械工業会によると

ーーなるほど。コロナの影響はどうでしたか?

山崎:コロナ期間中でも工事は行われていたので、突然仕事が何もないという状況はありませんでした。しかし、建設現場で従事されている方々のコロナ発症もあったりで、工期が伸びたりすることはあり、当社もやはり影響はありましたね。

ーー需要がある業界なんですね。景気による影響もありますか?

大村:多少の影響は受けると思いますが、国内の建設需要はまだまだ底堅いので、景気に左右されにくい業界だとは思っています。当社も今年で創業66年を迎えますが、底堅く推移しております。しかし建機レンタル業界はなかなか認知度高くなく、若い方々へいかに魅力を発信していくかが今後の課題だと考えております。

ーー建設業界に対する若い世代のイメージについてはどう考えていますか?

山崎:建設業界は日本を根幹から支える業界であり、震災大国である日本を安心安全に支えるべく、技術革新が活況な先進的産業であると認識しています。建設業界はどうしても肉体的労働のイメージが先行します。ですが、現場では様々なイノベーションが行われています。これからの若い世代が新しい技術やアイデアを持ち込むことで、業界全体がより革新的な方向に進んでいくと思っています。そんな革新的な分野で当社はレンタル業として伴走して進化していく必要があると考えています。

ーー肉体労働のイメージが強い業界ですが、最新技術や若い力を取り入れながら働きやすさにも配慮しているんですね。

大村:そうですね。我々はマーケットの流れに敏感に反応し、成長を続けていきたいと思っております。

ーー貴社の働き方について教えてください。

大村:当社では8:30から17:30までを定時としております。繁忙期には多少残業も発生しますが、年間休日は120日以上確保しており、多種多様な福利厚生制度も整備しております。従業員が働きやすい環境づくりを大切にしており、支店に赴いては従業員からどのようなことに困っているのか等を聞くようにしています。

ーーなるほど。環境づくりについてもう少し詳しく教えてください。

大村:当社はワークライフバランスの充実を尊重し、働きやすい環境の体制を整備しております。もちろん繁忙期があり、残業は発生することもありますが、本社で適正に管理をしています。働き方改革については全社的に取り組んでいますね。

ーー従業員の福利厚生や企業文化づくりにも注力しているとお聞きしましたがどのようなものでしょうか?

大村:当社は従業員やその家族を大切にする文化があります。年に1回横浜支店にて全拠点の従業員とその家族が一斉に集う社内バーベキューを開催しています。宿泊費や交通費は会社が全額負担し、当日は盛大におもてなしをします。普段は拠点間のコミュニケーションは電話やメールがほとんどなのですが、こういった機会で仕事の枠を超えて家族ぐるみで親交を深めてもらっています。

ーー社内コミュニティの強化は、従業員のモチベーションにも影響を与えますね。地域振興への取り組みはどうですか?

大村:プロサッカーチーム横浜FCのオフィシャルスポンサー、他国内外のプロサッカーチームのスポンサーも兼任しております。また年に1回、100名以上の従業員及び従業員家族を無料招待して、横浜FCの試合を観戦したりしますよ。その日の試合は「NITTAI SPECIAL MATCH」と名付けられ、試合前後も様々なイベントで盛り上がりました。

ーー地域振興にも積極的に活動しているんですね。従業員の年齢層を教えてください。

山崎:横浜支店は30~40代を中心に構成されています。また創業当時から勤務している生き字引のような従業員もおり、技術やノウハウの継承も行われております。

ーー採用活動については、どのようなアプローチを採用していますか?

山崎:現在は求人媒体を活用して中途採用を中心に行っております。おかげさまで業績も拡大しており、今は各拠点で増員での募集をしている状況ですね。

ーー戦後GHQ統治の時代にルーツを持ち、今もなお躍進を遂げているんですね。では、5年後、10年後の会社のビジョンについて教えていただけますか?

大村:時期は未定ですが、将来的には全国的に事業展開をしていきたいと考えております。拠点は首都圏が中心ですが、現場は全国各地に広がっております。NITTAIの強みである機動力を最大限に発揮すべく、今後に向けて体制を整えていきたいと考えています。

ーー最後に、読者へのメッセージをお願いします。

大村:当社は建機レンタルを通じて、人々の生活を支える仕事をしています。東京スカイツリー、Kアリーナ、鉄道や高速道路等に代表されるように、当社が活躍できる場所はありとあらゆる場所に広がっています。今後全国的な事業展開を展望しており、NITTAIはまだまだ成長をしていきます。今後を担う若い力には大きな期待をしており、NITTAIを共に大きくしていく人材を求めています。

一覧へ戻る