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2024年2月28日

金沢さくら医院の進化 – 中山院長が語る、地域密着型医療

金沢さくら医院は、地域の健康を支える重要な役割を担ってきました。院長の中山先生に、病院の設立背景から現在の診療科目、地域との関わりまで、幅広い話を伺いました。この対談で、さくら医院がどのように地域社会に根差し、成長してきたのかを探ります。

インタビュアー: 中山先生、今日はお時間をいただきありがとうございます。まず、金沢さくら医院の設立背景について教えていただけますか?

中山院長: はい、こちらこそお時間をいただきありがとうございます。当院はもともと金沢病院の一部として運営されていました。金沢検診クリニックとしての歴史がスタートですね。令和2年11月には、コロナの影響で経営が傾き、金沢病院がこの場所を手放すことになりました。その後、名古屋を拠点とする医療法人さくら会が引き継ぎ、私が院長として務めることになりました。

インタビュアー: 院長としての経験はどのようなものでしょうか?

中山院長: 当初は一般の勤務医でしたが、さくら会が引き継いだ後、正式に院長としての役割を担うようになりました。今では3年目になります。

インタビュアー: 病院の専門分野や診療科目についてはどのようになっていますか?

中山院長: 当院のメインは健康診断で、人間ドックや雇用時健康診断、一般の検診、横浜市のがん健診などを行っています。また、私の専門は産婦人科ですが、設備の都合上、婦人科のみを提供しています。

インタビュアー: 地域社会との関わりはどのようなものでしょうか?

中山院長: 金沢区を中心に、様々な企業や個人の方々にご利用いただいています。特に婦人科は金沢区周辺の方々が多く、地域密着型のサービスを心掛けています。

インタビュアー: インターネットでの予約は多いですか?

中山院長: はい、インターネットでの予約も多いですが、企業契約や仲介会社を通じての検診も行っています。半々といったところでしょうか。

インタビュアー: 看板についての感想は?

中山院長: 看板については職員からの評判は分かれておりますが、名古屋の方が作成したユニークなデザインだと思います。当院は、地域の皆様にとって身近な健康のパートナーでありたいと考えています。特に、高齢化が進む地域社会において、定期的な健康診断の重要性は増しています。私たちは、一人ひとりの患者さんに合わせたきめ細やかな健康管理を目指しています。

インタビュアー: そうした地域密着型のアプローチは、地域の方々からどのような反応がありますか?

中山院長: 地域の方々からは、ありがたいことに、非常に良い反応をいただいています。特に、私たちが提供する人間ドックやがん検診は、地域住民の健康を守る上で非常に重要な役割を果たしていると感じています。また、地域の企業との連携も強化しており、従業員の健康管理にも貢献しています。

インタビュアー: 院長自身の専門である産婦人科についても教えてください。

中山院長: 産婦人科は私の専門分野ですが、設備の関係で産科のサービスは提供していません。しかし、婦人科としては、女性特有の健康問題や生活習慣病の予防、早期発見に力を入れています。女性の健康は家族の健康にも大きく影響しますので、そのサポートには特に力を入れています。

インタビュアー: インターネットでの予約システムについても詳しく教えていただけますか?

中山院長: インターネットでの予約システムは、忙しい現代人にとって非常に便利なツールです。患者さんが自分の都合に合わせて予約できるため、特に若い世代からの利用が増えています。また、コロナ禍での非対面サービスの重要性が高まっている中、このシステムは非常に効果的です。

インタビュアー: コロナ禍での医療提供についての工夫や対応はありますか?

中山院長: はい、コロナ禍においては、患者さんとスタッフの安全を最優先に考えています。院内の消毒や換気、マスク着用の徹底、ソーシャルディスタンスの確保など、感染予防対策を強化しています。また、テレヘルスを活用した診療も導入しており、必要に応じて患者さんとオンラインでの相談も行っています。

インタビュアー: 今後の金沢さくら医院の展望について教えてください。

中山院長: 将来的には、より多くの専門分野をカバーできるように、医療設備の拡充やスタッフの教育に力を入れていきたいと考えています。また、地域社会とのさらなる連携を図り、健康な地域コミュニティの構築に貢献していきたいです。私たちの使命は、地域の皆様の健康を守り、サポートすることにあります。

インタビュアー: 金沢さくら医院のスタッフや医療チームについて教えてください。

中山院長: 当院のスタッフは、多様なバックグラウンドを持つ専門家たちで構成されています。医師、看護師、技師、事務員など、それぞれが高い専門性とチームワークを発揮しています。患者さんへの対応だけでなく、互いの知識や技術の共有にも力を入れています。

インタビュアー: 地域住民とのコミュニケーションについて、特に重視している点はありますか?

中山院長: 地域住民とのコミュニケーションにおいては、信頼関係の構築が何よりも重要です。私たちは、患者さん一人ひとりの声に耳を傾け、そのニーズに応えることを心掛けています。

インタビュアー: 病院の今後の挑戦について、具体的な計画はありますか?

中山院長: 私たちの次の大きな挑戦は、デジタルヘルスケアの導入です。テクノロジーを活用して、より効率的で質の高い医療サービスを提供することが目標です。

インタビュアー: コロナ禍を経験して、病院経営や医療提供における新たな学びはありましたか?

中山院長: コロナ禍は、私たちにとって多くの学びがある経験でした。特に、危機管理の重要性と、柔軟な対応が必要であることを痛感しました。また、患者さんとのコミュニケーション方法を見直し、オンラインでのサービス提供の重要性を再認識しました。

インタビュアー: 医療技術や設備の近代化についての取り組みは?

中山院長: 医療技術の進展は目覚ましく、当院でも常に最新の技術や設備の導入を心掛けています。例えば、デジタル画像診断装置の更新、電子カルテシステムの導入、検査機器の最新化などを進めています。これにより、より正確で迅速な診断が可能になり、患者さんの負担も軽減されています。

インタビュアー: 地域の高齢者や子どもたちへの特別な取り組みはありますか?

中山院長: 高齢者に対しては、定期的な健康診断のほか、生活習慣病の管理や予防指導に力を入れています。また、地域の子どもたちに対しては、健康教育や予防接種の啓蒙活動を行っています。若い世代から健康の大切さを学んでもらいたいと考えています。

インタビュアー: 地域医療における最大の課題は何だと思いますか?

中山院長: 地域医療の最大の課題は、医療資源の偏在です。特に、過疎地域や高齢者が多い地域では、十分な医療サービスが提供されていないことがあります。私たちは、これらの課題に対しても積極的に取り組んでいきたいと考えています。

インタビュアー: 最後に、読者へのメッセージをお願いします。

中山院長: 私たち金沢さくら医院は、常に地域住民の皆様の健康を第一に考え、質の高い医療サービスの提供に努めています。これからも、地域社会と密接に連携し、皆様の健康な生活をサポートしていきます。どうぞ、お気軽にご相談ください。

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